羽田をハブ空港化するという言葉が、大阪府知事との会議で出たというのも何か白々しいが
成田に空港を造ったという事が政策の失敗だったのだろう、今となれば。
成田が出来るまでは羽田が小さいながらもハブ空港であったのだろう。
ただ、当時にはハブ空港という言葉や、そういう認識が我々になかったのも事実なのだろう。
先を見るという難しさなのだろう。
そういう目で見ると、関空をハブとせず、羽田をハブとするのは、空港の拡張性という面では
これまた、20~30年後に後悔する判断なのかも知れない。
報道を見ていると、成田と羽田の容量を足しても、将来的には容量が不足するという発言が
あるのが、上記の裏づけだと思うのだが、、、、、。
知事と大臣が魔法の言葉で合意したようだが、羽田と成田の間の乗客の移動をどうするのだろう。
例えば、上野駅で下りて、東京駅で新幹線に乗り換えるのも、荷物があればめんどくさいのに
成田から羽田まで、例え、30分で移動できても、荷物を自分で移動しなくてはならないとなると
不便この上ない。荷物がないと、30分どころか60分かかっても不便さはない。
乗り換えで60分ぐらい空港で過ごすのは、当たりまえなので、時間つぶしにいい。
航空会社が責任を持って、荷物を成田と羽田の間を運んでくれるならば良いが、そういう事は
しないというより出来ないだろう。
「手にとるなやはり野に置け蓮華草」で書いた民主党では、口先介入だけは出来るが、実現は
難しいと思う。
将来を見据えた展開は、口先介入、奇麗事の方がよいのかも知れないのだが、
そういう面から見ると、羽田ー成田の知事と大臣の同意は間違っていると思うのだ。
貨物便は成田、それ以外は羽田というすみわけなら、正しい判断だろう。