HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

衆議院解散と投票選択

麻生首相が遂に衆議院を7月21日(火)に解散した。

自民党にとっては最適な時機かもしれないが、我々には遅きに失したと思う。

選挙で自民党過半数を取ると国会が本当にネジレてしまう。

民主党過半数を取ると、ネジレは解消される。

このネジレによる政治の停滞と、不慣れな民主党政権運営による停滞とのどちらを

選択するかが本当の焦点なのだが、そういう視点でコメントしている人は皆無のようだ。

民主党が公務員改革を本気でやるかやらないかで政権運営の難易度が大きく変わってくる。

本気でやると、官僚のサボタージュ等で物凄く混乱するだろうが、混乱後の成果は物凄いだ

ろうが、それまで国民が我慢できるか、

それみたことか、やはり政権担当能力がなかったと見做し、見捨てられ、その結果、支持率

が急落すると思うが、それを意に介さずに留まれるかに掛かってくる。

民主党の議員の我慢強さ、叩かれ強さ、根性、わが身を棄てても改革だという心意気による。

今日のニュースを見た限りでは、民主党の弱点はマニフェストに書かれている政策が

財源の裏づけがないものばかりだと攻撃していた前議員やコメンテータがいたが、

財源の裏づけってそんなに重要なのだろうか。

例えば、現在の国の借金は900兆円もあるが、民主党政権が毎年30兆円の赤字国債

出しても、900+30*4=1020兆円になるだけだ。

これで年金、医療、介護が改善され、国の無駄使いが少なくなり、国民が元気になり、

それで景気がよくなれば、120兆円ぐらい次の4年間の税収増しで回収できるのではないか。

願わくば、選挙後の政界再編など止めて欲しいし、何十年も議員をやっている人は

政党を問わずチェンジしてほしい。

不思議なのは、知事は5選もすると長すぎる、癒着が出るなどと言われるが、国会議員

は長ければ長い方がいいらしいが、不思議な差別だ。

民主党のアキレス腱と言われる国の安全政策もそう重要ではない。

まさか、ロシア、中国と武力衝突することは無いだろう。

ロシア、中国の船舶や航空機が我が国近辺に現れると、それが脅威と思うか、思わない

かにより、国防政策が全く違ってくる。

脅威があるとすれば、北朝鮮との衝突だが、彼等が進攻してくるとも思えないが、

演習でミサイルを撃ったり、核実験をしたりするだろうが、ほっとけばよい。

国益という単語は使いたくないが、便利なので使うと、国益の為、拉致被害者の救出を諦め

北朝鮮との一切の交流を止めるという選択肢もあってよいだろう。

北方領土を取り戻す為、自衛隊を進攻させるという暴挙だとは云いきれない方策を実行

する計画でもない限り、防衛費を減らしてもいいと思うのだ。

アメリカとの関係は、アメリカがもっともっと衰退するまで、現状維持でどうだ。

「SHOW THE FLAG」の返答は、アメリカから押し付けられたと主張されている日本国憲法

を盾にするのが懸命だ。

これを盾にしている限り、アメリカの優位心をくすぐり続けると思うからだ。

非核3原則の「持ち込まず」は、政権が変わった時が、密約をチャラにする最良の機会だ。

こう考えて行くと、何も問題はないように思う。

同じ政権が続く事こそが大問題だという事になってくるのだが、、、、、、、。

投票まで40日あり、この間に何があるか分からないので、風が変わる可能性があるという

巷の寸評もあるが、1年待たされた身としては、いままで以上の事って、何だろうと

思ってしまうし、此処で風が変われば、物凄く低い国民の意識レベルが露見してしまい

それこそ国際的信用を落とすことになると思うのだ。

諸外国で、日本で政権交代が起こらないと推測している所って有るのだろうか?。

政権交代が無ければ、国益を損する。

云い過ぎかな!。