日本郵政の社長が交代すると、民営化が後退するという考えが理解できない。
トップを変えると、民営化が進んだり、沈滞したりするものだろうか。
大臣が駄目だと言う所も分からないのだが、そのままで良いという所も分からない。
偶に郵便局や郵便を利用している者としては、何も変わっていないというか、制服は変わった
と思うのと、やたらと書類を書かされるという点、集配回数が激減したという点は分かるのだが
その他は何もないように思う。
局員の愛想が良くなったようには思うが、そんな事、どうでもよいだろう。
多分、深く静かに、あたかも潜水艦のように進んでいるのだろう。
案外、浮上すると、沈没寸前だったりしたりすると喜劇だろう。
更に分からないのは、民間会社の人事に大臣が口を出すのはおかしいという意見も分からない。
国が株主で、人事権もあり、認可権もあるのに、その権利を使うなという不思議な意見だ。
黙ってメクラ判を押せという意見なのだろうが、それならそれでよいので、ガンの治療薬等も
民間会社が申請した物にメクラ判も押して欲しいものだ。
因みに、私は郵政民営化反対派、道路公団の分割も反対派、当然、NTTも、国鉄もだ。
これらで民営化してよいことがありました?。
民間会社の人事に口出すなというなら、高速道路1000円というのも、民間会社の経営に口を
出したという事で、人事への口出しよりもっと悪質ではありませんか。
高速道路無料化を民主党が言っているが、そういう論理で行くと、口出し所ではない悪行だと
思うが、そういう批判は聞いたことがなく、財源はどこから、どうするという話ばかり。
二枚舌だろう。
郵政民営化を錦の御旗にすれば、選挙が勝てると思っているなら、それは大きな間違いだ。
小泉改革のバケの皮がはがれたという事に気付かない不幸、気付いていても、それを主張
しなければ為らない不幸というか、豹変できない不幸、なんとも残念だ。
政権交代しかないのだろう。
政権交代したら、政治家の世襲も一挙に解決する。
何となれば、甘みがなくなるのと、選挙民への餌が枯渇するだろうからだ。