HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

小沢代表の秘書逮捕に対する疑念

報道が芸能人のゴシップ記事相当になっており、面白いがそれに踊らされている我々が情けないし、

これで国が左右されると思うと恐ろしい。

また、我々と書いたのは私も、貴方をも含めてという意味だ。

冷静に聞き流している真の賢者は含んでいないのだが、無関心者はこの賢者に含めない

のは当然だろう。

9日の朝日新聞によると、「小沢代表辞任を」という意見の者が57%で、「今投票するとしたら」

という設問には2月の調査時が42%で、今回は36%。自民は24%で、前回が22%だそうだ。

小沢は嫌だが、自民党より民主党がましだという判断なのだろう。

しかし、小沢が辞めると、昔の社会党民社党のように先祖帰りし、万年野党化すると思うの

だが、、、、。その方が、気楽でよいというのも理解はできるけど。

民主党内部で、自発的辞任を望む声が広がっているそうだが、%がないので判断のしようが

ない。無視しうる%なのか、元々存在する反小沢派の%なのか、読者としてはそこが定量的に

知りたいのだが調査しないのか、調査できないのか報道できないのか、報道の限界か、錯誤を

与える為か、先例がないからか、兎に角、理解不能だ。

昨日、テレビを見ていると、田中真紀子議員が、「貴方の中にも、民主党が政権をとったら困る方

がいらっしゃるのではないか」と発言、皆さんダンマリ、報道機関の中にもいるのは確実だろう。

一言で言うと体制派の方々が変革(チェンジ)を怖れ、無意識の内に抵抗するのは分かるの

だが、改革者の仮面をかぶっている人達の存在が困るのだ。

産経新聞等は体制派そのもので分かりやすくてよいのだが、もう少し、記事に連続性を保てと

要求したい。産経新聞は職場にあり、よくよく読んでいるからで、そういう所が分かるのだが。

本題に入ると、

6日の産経新聞の一面をじっくり読んで不思議に感じたことがある。

記事のポイントは①~④で、

献金額を西松と2500万円と取り決めていた疑いがある

②西松の社員が払い込んだ資金を同社が賞与で補填するなどの巧妙な「トンネル献金」の悪質性

③前社長が大久保容疑者に工事受注が図られるように頼んでいたことを認めた

献金のチェックをせず、詳細を把握していないにもかかわらず、「問題がない」と押し切ったのは矛盾

あるのだが、これは恐喝者の因縁程度の話しばかりだ。

ここでいう恐喝者は検察や新聞社だ。

まず、①は、献金額を2500万と決めずに、上手にばらして受取っていたらよいという裏返しなのか。

更に、決めていたら何故、違反なのだろう。

個人献金だって、親しい者とは毎年、1万円ずつお願いしますと決めると違反ということなのか。

②は完全に会社側の問題。小沢側が社員が支払ったように偽装して欲しいと西松に依頼していたら

違法なのだろうが、そういう証拠があるとは思えないし、そういう偽装も小沢側には不要だろう。

③は前社長は頼んだが、秘書がその依頼を受けたかどうかは不明だろう。

頼まれて受注に動いたとすると、秘書から頼まれた方は誰だという噂でもあるのか。噂があるなら

その方に取材し、確認をしたのか。

⑤は、何が問題なのか分からない上に、秘書がかってにやり、小沢氏は無実だと主張しているとも

思える記事だ。「献金のチェックをせず、詳細を把握していない」なら小沢氏に責任はない。

発覚後の話として、「献金のチェックをせず、詳細を把握していない」という主張なら、発覚前は

小沢氏はチェックをしていたのならば、把握していないはおかしいし、チェックをしていたら把握して

いただろうから、記事に論理矛盾があるだろう。

新聞社が取材し、報道しなければならないのは、資金を払い込んだ社員の証言だ。

「資金を払い込んだ」という表現も意味深く、会社の強制でなかった可能性すらある。

案外、賞与で補填されたと言うことを社員は知らないかも知れない。

会社の為、いやいやながら会員になり、消極的ながら自発的に協力した可能性すらある。

この後ろ向きだが其の協力への対価として、賞与に上乗せしたとしたらどうなるのだろう。

更には、払い込んだ額より対価が多かったり少なかったりするとどうなるのだろう。

「赤い羽根」や「社協」への募金も役場の方から、自治会でいくらという希望額が連絡されて

くるので、これを業会の数で割り、業会は世帯数で割り、1世帯辺りの額をだし、

特別徴収したり会費から自動的に支払ったりしている。特別徴収できなかった世帯は会費から

出したりして色々だが、これも①と同じ、②のトンネル献金でもあるし、④にもあてはまる。

役場はどこまで把握していなければ、受取ってはいけないのだろうか。

こういう事があるから、業会に入らない世帯は村八分的対応を受けるのだが、、、、、、。

次は7日の産経新聞の一面だ。

「地検によると、新政研と未来研は西松のダミーだという」とあるが、このダミーが分からない。

ダミーである政治団体が西松の社員にどうやって献金を払い込ませられたのだろう。

前日は「トンネル献金」といっていたので、トンネル研だというなら理解できるのだが、、、、、、。

払い込ませることが出来たのだから、少なくとも実態はあったが、活動していなかったから

ダミーと呼んだという事なのだろうか。

「新政研と未来研」は西松の社内組織なのに社外組織よのうに装ったからダミーだという事なの

だろうか。

「新政研と未来研」が西松の社外組織だとトンネルだという事なのだろうか。

ダミー研がトンネル献金をした?。

ダミー研がダミー献金をしたとすると、献金したようでしてないと受取られるのでトンネル献金

呼称した?。

書いていてよく分からなくなった。

また、

「パーティ券を実際に購入したのは、西松だと二階氏側も当然知っていた」という記事もあるが、

「パーティ券を実際に購入したのは、西松だと二階氏側も当然知っていたと思う」が、活字に

なると「思う」が抜けてしまったのか、情報を与えた側が悪意で抜いたのかだ。

更に、書くと知っていて当然だと思うが、なにが不法なのだろう。

パーティ券を実際に購入にするのは、当然何かの意図があっての事だから、

「新政研と未来研」の代表他が西松の現役幹部が伴ってきただろうから、知っていて当然だが、

裏金を使ったり、賞与で補填していたりしている事まで知らないのが普通だろうから、それを

当然知っていたとするのは強引過ぎる。

これも認識の問題で、知っていた程度が問題になるのは当たり前だ。

西松の現役幹部がきただろうから、二階氏側が不法行為を知っていたとするのは疑問だ。

何か文書化された物でもあるのか。

官房副長官が「自民側立件できぬ」と発言したのは、しごく当たり前のことと思う。

多分、御自分のパーティ券も同じ手法というか、おおらかに処理しているだろうし、現役時代に

与野党の資金の流れを捜査し、部下から無理ですという報告を受けていた可能性もあるだろう。

この発言は、正しくは「自民党民主党も立件は難しい」と発言すればよかったのだろうが、

そこは遠慮したのだろう。

今回の捜査のポイントは秘書が自白するかどうかと、選挙が済むまで、秘書が再逮捕され続ける

かどうかだ。

推測では、自白しないと思うし、それを理由に再逮捕され続けると考える。

当然、証拠など何もでてこない上に、

補填した側と補填された側の認識に違いがあるのは、当然なので、

お金を振り込んだ社員が補填されたとは考えていない等の証言がでてくるのではないかと思う。

当に、国民の思慮深さが求められているのだ。

小沢代表の交代を求めている民主党の幹部の方、貴方が代表になれば、その矛先が貴方に向く

のは貴方が大物であればあるほど強くなるが、それでもよければ引き受けなさい。

そういう捜査であるのは疑いがないと私は思う。