水曜日の話だ。
Bさんが帰るというので、その前に低温浴を沸かしてみようと提案、いいよと言うので、
昇温弁を自動にするが、三方弁が開かない。
二人とも、「え~」という事になり、慌てまくる。
温度制御はいい加減でも、動作しないとは思わなかったのだ。
原因は温度調節器がSTOPの状態、なにをしてもリセットできないのだ。
今日、分かったことなのだが、火曜日の19時半ごろ、湯温が38度まで落ちたそうだ。
推定するに、温度調節器がその時点でSTOPの状態になったのだろう。
その後は多分、手動モードで昇温弁を操作したのだろう、大変だったと思う。
しかし、新人さん、引継ぎもせずに済ましてしまったのだ。
いやいや、ボールバルブを壊してしまったので、それどころでなかったのかも知れない。
結論は使っていない温度調節器を取り出し、交換すると動きだしたのだ。
動きも、調節器の表示温度と湯舟の温度差が1度程度でだ。
オーバーフローも、補給もしないとこのぐらいの差で一致するのだろう、初めて知ったのだった。
当然、喜び勇んで、センター長に新しい調節器の購入を依頼したのだが、
それでは特別注文中のサーチコイルはどうするという、今更、キャンセルできないというのだ。
これも原因を特定しないで、部品の購入を依頼するからなのだ。
しばし責められるが、温度差がまだあるので、サーチコイルも交換要だと好い加減なことを
話してしまう。ボイラー室と浴槽の温度差がゼロになるなんて事は絶対にないのにだ。
温度調節器は、翌日、木曜日に入荷。39000円。
サーチコイルは、本日、金曜日に入荷。50000円だそうだ。
何時交換するとまたまた責められる、動いているので、交換したくないのだが、仕方がない。
制御盤の電源断と浴槽の排水が必要なので、休みの水曜日にと、これまた好い加減な答え
をしてしまう。
本社所属の作業員に言わせると、ここの現場が一番面白いのだそうだ。
他のところは、スイッチを押したら後は自動なので、監視だけだが、ここは色々、操作をしなければ
ならない上に、ちょくちょく物が壊れ、適当にいじくれ、最終的には、センター長他が専門業者を
呼び、直してもらえるからだそうだ。