南オセチア自治州にグルジア軍が進撃し、戦闘になり、自治州を支援するためにロシア軍が
参戦し、グルジアが戦争状態に陥っている。
グルジアの国内情勢が正確に分からないので判断は難しいのだが、
例えば、
自衛隊が某県へ進攻し、それに抵抗する県兵(民兵他)が反撃、県兵を支援するために
外国軍が参戦したと置き換えても間違いはないのだろ。
すると、疑問は
1)政府は県兵を持つ事を認めていた(見過ごすより手がなかった)。
2)県が独立するのは認めてはいなかったが、自治は認めていた。
となるのだが、幕末の日本を思い起こさせる。
1)幕府は各藩が軍備する事を認めていたし、自治も認めていた。
2)自治も認めていた。
すると、グルジアは江戸幕府、南オセチアは薩摩か長州となる。
違うのは、薩摩や長州は外国軍の支援を得ることなく、自力で幕府を倒してしまったという所だ。
時代の流れもあるのだろうが、やはり日本人は凄いと思う。
こういう位置づけで考えると、南オセチアに歩があるように思えてしまうのだが、
欧米はグルジア側の様子、故に、欧米風に育った我々はグルジアが正と思いがちなのだが、
それでよいのだろうか。
少し振り返れば、イラクがクエートに進攻し、手厳しい、反撃を食らったが、国と自治州の違いは
あるが、どうなのだろう。
旧ユーゴスラビア、狭くはセルビアの問題もあるのだが、どう違うのだろう。
バックにあるのが欧米か、ロシアかで判断が異なるとなると、公平でないと思うのだが。