今日は水曜日、休館日なのだ。
クシャミの出始めが木曜日の場合が多いので、休館日作業に何か問題があるのではないかと
疑っているのだ。
木曜日は、図のようなパターンで塩素濃度が変化するのだ。この時に、クシャミ客が発生する場合
が多いのだ。理由は不明だ。
清掃係が白状したのは、休館日にシリカを落とす為に、酸性の洗浄剤を使う事があり、その翌日に
クシャミをする客が出ると云うのだ。しかし、量が問題で、1リットルも使わないだろうが、その洗浄剤
を業者が使う時はハケで塗るのだが、そういう事はせず、ジョウロで撒くのだろうと想像する。
彼等が使っている場面を見たことがないのだ。
浴槽内をそれで洗った場合は、濯ぎで下水に流されてしまうので問題はないのだが、オーバーフロー
水を回収する回収ラインを洗浄されると、彼等が流したつもりでも、それはタンクに戻ってしまうのだ。
タンク容量は5トンなので、1リットルとすると、濃度が不明なのだが、30PPMぐらいになってしまう。
この30PPMある5トンのオーバーフロー水を45トンの浴槽に戻すのだが、すると4PPMぐらいに
なってしまう。
このオーバーフロー水と次亜塩素酸ナトリウムが反応して、塩素ガスがじわじわと発生しているという
パターンなのかな図の塩素濃度の変化は(1)*。
2)または、塩素ガスではなく、温泉が酸性方向に傾き、注入した次亜塩素酸が塩素(CL2)に変化して
しまうということなのだろうか(2)*。
そうだとすると対応は簡単で、最初のオーバーフロータンクの5トンを廃棄すればよい事だ。
理解できないのは、装置の上下限値を0.2~0.3に設定してあるので、濃度が0.2以下にさがら
ないと塩素を注入しないので、(2)*はないように思い、(1)*はそんな量の塩素ガスがでるか、
または溜まるかということだ。
今日は午後から仕事、酸性洗浄剤の使用の有無、使ったならその場所と量は確認しよう。
しかし、使っていた場合にはどう対処するか。
以上は出勤前に書き、以降は退勤後に書いた。
酸性洗浄剤で浴槽を洗ったそうだ。
それで、何か特別なことをせずに、明日の結果を見たいと清掃係より伝えられる。
これでクシャミがでたら犯人は酸性洗浄剤、改善を求める要求を管理者にするそうだ。
これ以上何も、言わず。高濃度塩素消毒も実施せずに帰宅したが、さてどうなるか。
高濃度塩素消毒を実施しなかったのは、そればかりでなく、ジェット発生装置のモータとポンプの
継ぎ手から水が噴出し、余分なことが出来なかったのも事実なのだけれども。
図の添付を忘れたので追加(5月15日)