HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

ジムの主幹ブレーカーが落ちてしまった

驚いたのなんのってありゃしない。

電気室で10時の定時データを採取していると、持たされ始めた携帯が鳴った。

また、本社、仲間からくだらない連絡かとは思ったが、出ないわけにはいかないので、出ると

フロントの女子が「ブレーカーが落ちた」と慌てた口調で告げる、

自分で再投入しろと喉まででたが、親しい子なので、「直ぐ行く」と応答だ。

フロントへ行くと、新しい支配人が空調機のメインコントローラーをいじっているので、

「温度設定を上げました」と聞くと「変更してない」という。

レジの裏にある分電盤をチェックするが、どのブレーカーも落ちていないのだ。

「ブレーカーなんか落ちていない」というと、トレーニングジムのが落ちたと彼女がいうのだ。

確かに、トレーニングジムの蛍光灯もついていないのに気付く。

更衣室入り口前にある分電盤へチェックに行くが、真っ暗で見えないのだ。

「懐中電灯ある」と聞くと、電気のつかない懐中電灯を持ってきた、彼女達も慌てているのだろう。

機械室から懐中電灯を持ってくると、彼女達も電気のつく懐中電灯を持ってきていた。

すこし落ち着いてきたのだろう。

30個近くあるブレーカーの入り切りを確認すると、落ちているものがあるので、投入するも電気が

つかないのだ、また、浴室の電気も扇風機も止まっているといいだしたのだ。

流石に慌てだしたのだが、お客は電気のついていない風呂やプールにでも入るという。

これまた晴天の霹靂だ。

切れたブレーカーを再投入しても電気がつかないので、ギブアップ寸前まで行ってしまう。

最後の手段として、当該分電盤の主幹ブレーカーを入り切りし、リセットしようと、チェックボタンを

押すが、ブレーカーが落ちない。

落ちないはずだ、既に落ちているのだ。

一度、きれいに切り、入れなおすと、全ての電気がついた。

安心したのだろう、彼女達に「何をやった」と口走ると、

「ランニングマシンのコンセントを入れると、電気が消えた」という。

現物を見に行くと、4台ある内の2台は稼動しているのだが、2台のコンセントが抜けたままになっている。

どういう風に入れたのかと聞くと、

「このコンセントを此方の受け口に入れても、マシンが動かなかったので、こちら側の受け口にいるたら

ブレーカーが落ちてしまった」という。

再現試験をしようとし、「もう一回入れてみたら」というと、「怖いからいやだ」という。

確かに、営業開始し、エアロビ客もきているので、また電気が消えたら問題なのだろう。

一応、目処がついたので、支配人に、

「マシンか分電盤の不良ですが、専門業者でないと分らないので、呼んでほしい」と伝える。

どこの業者かと聞いてくるので、

マシンを納入した業者と施設の電気設備を修理している地元の業者だと伝える。

当然、大家の課長代理に依頼し、大家の経費で処理しないと拙いですよと助言を忘れない。

11時前だろう電気屋の社長が不安そうな顔つきで、テスターを持ってきた。

場所へ案内、簡単な報告をし、お任せしてしまう。

結論は、流石に再現試験はせず、明日の営業時間前にマシンに電源を投入してみようとなった。

遅番に引継ぎ、明日の早番にはメモを書いて終わり。

長い長い早番であった。