クシャミは塩素でないとの結論とした。
理由は塩素を投入して無くても、ほぼ決まった時間帯にでるのと、クシャミではなく洗面所で鼻を
かんでいる人をクシャミをしていると清掃係が表現。さらには、二人でも大勢と報告するようなので
結論的には無視しようとなったのだ。
当然、支配人には報告してもらい、指示を受けることにしたが、指示といっても、塩素投入装置の停止
と換気ぐらいしかないが、困ったことに、支配人の指示で換気用の窓を開放してるようなのだ。
当然、そういう時間帯の前1~2時間は塩素投入装置は予め停止してあるのだ。
夕べも19時過ぎに鼻がひりひりするという客が2~3人いると清掃係より電話、即、停止中だと
回答すると、「本当?」との態度、本当なのだ。
何時の時間が過ぎたので、装置を動かそうとしていた矢先だったのだ、ラッキー。
理由は換気窓の閉鎖、これを1時間毎に確認していたが、閉鎖していた。
故に、危ないと思い、稼動させるのを遅らしていたのだった。
ただ、装置は停止と言っても、実際はマニュアルで動かしてはいる。
動かさないと、濃度が0.2ppm以下になり、拙いからだ。
客が少ない時は操作が単純なのだが、多いと頻繁に入り切りせざるをえず、面倒なので止めたい
のだが、そうも云っておれずやっていたのだ。
人間コンピューターはすばらしく、下手な装置より正確に0.2ppmを保つように操作できる。
こういう結論に到達できたのは、台風のおかげだ。
もともと、記録採取の間は、塩素投入装置の暴走が怖いので、装置を停止していたのだが、
台風の風の影響で野外エアコンのフタがはずれ、修理している間、装置を停止状態のままにして
しまった時があったのだ、この時にも何時もの時間帯にクシャミ客がいるとの連絡があり、
「え~」と思ったのがきっかけだ。
ただ、塩素でないとしても、それは我々が投入している塩素でないという意味であり、
発生する塩素、結合塩素が影響していないとは、断言できないのが辛いところだ。
結合塩素か、もともと温泉に入っている塩素性物質かが分らないのも辛い。
水で薄めてみれば、一発で分るとおもうが、それをやると、違法になるようで実験できないで
いるのだ。私が入社する以前は水割りは違法との意識がなく、割っていたらしいのだ。
途中から世の中で問題となり、割らなくなったのだ。
最近は、清掃係他がクシャミだ、涙だ云々と連絡してきても、無視に近いほったらかしの状況
なのだが、これもやりすぎかなとも思う。
そういう事を言ってくる係員は二名、彼女彼氏は換気を止めるのも共通している。
夕べも面白いクレームが支配人からきた。
ジャグジーの温度が異常に冷たいのだという。
しばらく話が噛み合わない状態が続き、めんどくさくなったので、寒くて風呂に入って居られない
と何人の客が言っているのかと聞くと、一人だという。
全員が寒くて風呂に入って居られないのなら、分るが、一人というのはおかしいという。
何故だときくので、ジャグジーで噴出しているジェットとバイブラーは、風呂の湯、そのものだとい
うと、支配人、はっと気付いた様子。
アホらしくて相手にしとれん。
病人、病人モドキは風呂に来るなと云えと喉まで出たが、ぐっと我慢する。