引越さなくてもよいと言い出したが、そうはいかない、当方の気持ちが引越しモードなのだ。
既設の住宅地の価格は下がり続けると想像しているからだ。
人口が減っていくなら、住居は余るので、土地も余る、故に値段が下がるという論理だ。
チャンスがあれば手放し、お金に変えた方が、よいという考えを持っているのだ。
お金で持っていると、インフレ等で二束三文になるので、程好い田舎で広い土地で持って
いるのが正解だと思っているからだ。
程好い田舎というのは、時代と共に、交通の便はよくなるので、そういう田舎の土地は
適度に値上がりする故に、財産保全向きと思うのだ。
簡単に言えば、土地価格は平滑化というか、平準化というか、一律化というか、差がなくなる
と思っているのだ、当然、例外地域はあるだろう。
引越したくないという気持ちが出てきたのは、ご近所を気にしなくなったと思えば、よい兆候だが、
しかし、今の住宅団地もスラム化は言いすぎだろうが、寂れ、荒れていく。
普通の子供を持った家族は夫婦二人住まい、独立できない子供を持った家族は同居、
前者の家は朽ちて行くだけ、後者の家は、生活苦又は豊かな生活なのだが、豊かな生活を
営めるのは、見渡す限り小数のように思える。
東京の何とか団地(名前を忘れてしまった)のような傾向を辿るのは明白なのだ。
桂たかね団地に引越しを考えた時に建てた論理なのだが、当時は団地にほぼ何も無かったのだ
が、最近、再び訪問し、立派な家々が立ち並び、子供が遊んでいる姿を見て、約30年前に今の
住居に越してきた時の状況に、似ているのを思い出したのだろう。
大きく違うのは、区画が広いので、当然家も大きい、道幅も少し広い、空き地もまだまだ多いのだ。
女房が躊躇しているのは、60歳まで仕事をしたいので、水戸までの通勤に不安があるのだが、
週二日ぐらいの仕事で、年に60万ぐらいしかないので、辞めたらというが、小遣い稼ぎには
最適らしいのだ。
気持ちが揺れているのはよく分る。
30年前に今の所に家を建てると決めた時も反対、こんな何もない所は嫌だと言い張ったが、
無視、それが、ここでもよいという。
時代の流れは大きい。
と書いたが、今日の昼前に、家を売って、近くに引っ越そうといいだした。
不動産屋を呼ぶそうだ。行くのは嫌なのだそうだ。
2000万で売れると、2000万で新築、又は中古を購入するそうだ。
この文章、2日掛かりで書いているので、中身が混乱してくるのだ。
仕方がないので、不動産屋には2500万を希望と伝えて欲しいというと、買う人がいるかなと
聞くので、現役時代の私なら即金で買うと答えると、へんに納得したようだ。
内訳は、裏の敷地が1000万(62坪)、前の敷地(62坪)+建屋(建坪32坪)が1500万。
前だけが売れて、後ろが売れないと住む所がなくなるのでどうするというので、
面倒になり、一括購入を持ちかけようとし、即金の話になった次第。
本当は、常陸太田の田んぼを潰し、そこに家を建てれば、1000坪ぐらいの敷地になるのだが、
親戚縁者がいるので嫌だという。
逆に縁者がいるから、田舎暮らしが円滑に行くと思うのだが、そうは考えないらしい。
また、明日になれば、変わるだろうから、そのまま静かにしておこう。