HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

クシャミ再発対策の決断

「塩素投入装置は止めないほうが良い」との結論で、以前の方法に戻して見ようと為った。

以前の方法といっても、色々な相違点がある

1)単純に時間間隔で自動投入(機械がスイッチをオンオフ)

2)単純に時間間隔で手動投入(人間がスイッチをオンオフ)

3)人間が塩素量を計測し、このぐらいという時間間隔で手動投入(人間がスイッチをオンオフ)

4)塩素量を自動計測し、自動注入(全自動)

5)塩素量を自動計測し、手動投入(人間がスイッチをオンオフ)

上記の1)2)3)はリプレース前の装置の時代に実施していた方法なのだ。

この方法は今の装置では出来ない。理由は運転モード切替が、起動と停止しかないのだ。

リプレース前の装置には、起動、停止、試験があり、試験にするとどんどん投入可能だったのだが、

今の装置では塩素を自動計測しているので、設定上限値で停止してしまうのだ。

設定上限値を2.0PPMぐらいにすれば、対応可能なのだが、他の人が遣りたがらない。

便利な機械になれてしまうと、もう後戻りは難しい。

結論は今のやり方、即ち4)の方法で何とか遣ろうという事。

リプレース前の装置と今の装置で大きく違う点が導入時期より気になっていた、それは、以前は

濃度100%の次亜塩素酸ナトリウム溶液をそのまま投入していたが、今の装置は、次亜塩素酸

ナトリウム溶液を水道水で30倍に薄め、且つそれを電気分解したものを投入している。

希釈された次亜塩素酸ナトリウム溶液を電気分解すると何が発生するのか、以前にメーカーを

問い詰めた時、過酸化水素が出ていると回答したので、館長判断で従来は0.7ppmだった

上限値を0.3ppmに下げた経緯があり、気にしていたのだ。

そこで、今回は電器分解を止めようという事になった。

以前にメーカーに電気分解を止める方法を聞いた時は、改造に100万円代の費用が掛かると云わ

れ、諦めていたが、そうは行かなくなった。

電気分解を止める事など簡単で、電極に流れる電流はゼロにすれば止まるというのが私の意見。

本当に止まっているかどうかの証明は不可能だが、それでいいではないかで押し切る。

電極を外したり、電源ケーブルを切断すると、原因が違った場合に復旧が面倒なのが、その理由。

次は次亜塩素酸ナトリウム溶液を希釈するのを中止にする方法、これは最初からタンクに原液を

入れてしまうことにした。100リットルをケミカルタンクに投入。

300リットルの次亜塩素酸ナトリウム溶液をタンクに投入しようとしたが、止めた。

理由はタンクがどのぐらいの圧力に耐えられるかが不明なため、約半分

60リットルを希釈タンクに投入後、240リットルの水で○○か△△が希釈してしまった。

どうも、趣旨が通じない人がいるが、ケミカルタンクには100%の溶液が入っており、これが、

当面注入されるので、あきれるが、起こらず、責めず。

この状況で木、金、土と連続運転するが、塩素臭いだとか、クシャミがでるとのクレームなし。

当然、ポンプストロークは調整してあるが、塩素濃度が1.4PPM~0.15PPMの範囲で

移動するが、DPD試薬で計測すると0.2~0.3の範囲にほぼ入っている。

塩素量の自動注入(全自動)がそれなりに旨く動作しているという事なのだろうが、

困った点は水風呂のような小さな浴槽には塩素が入りすぎ、2.0PPMぐらいまで上がって

しまうので、これは、ポンプ起動を手動操作中、大変疲れる。

その他の対策は

1)清掃係に塩素系洗剤と酸系洗剤を同時に使わせない
  これは実際に使っている証拠を突きつけ有無を云わせず中止させた

2)浴室の換気の徹底
  行う清掃と行わない清掃が混在していたが、支配人命令で実施
  実施しているか否かを一時間毎に確認中、これも疲れる

3)薬仁湯の消毒薬
  塩素系を止め、メーカー推奨品の使用を要求しているが、実現していない
  毎日、入れ替えの為、ボイラー室でお湯を抜いているが、その時、クシャミがでる

4)浴室に、温泉浴槽と薬仁湯浴槽が仕切りもなしに混在しているので、薬仁を投入する前後の
  臭いが激変すし、クシャミもでるが、無視されている状況。

5)薬仁湯の温度を以前の温度に下げたいとお願いしているが、拒否されている
  以前と比べると1度ぐらい温度が高い

があるが、1)2)を実行中。

前回にクシャミがでた時は、薬仁の成分を替えると、クシャミが出なくなった実績もあるのだけど。

その時の薬仁量は今の半分、消毒薬も少なかった。

喉元過ぎれば熱さを忘れる。

元に戻った原因はお客の「薄すぎる」の一言。