ライブドア事件の判決
「ライブドア事件の検察の尋問」で書いたが、裁判官、楽な道を選びましたね。
裁判官といえども、サラリーマン、それも多分に退職の準備などしていなかったのだろう。
激情にかられて辞めるのは簡単だが後の身の振り方や生活に困る。
そういう意味では正しい判断だ。
彼は有罪にはしたが、心に疑念があったので、投書の話を判決文に挿入(?)したと推定する。
堀江さんが無罪となるには、定年真近の裁判官か転職準備が整った裁判官か、真実の人に
当たるしかないが、そういう人には担当させないから、高裁でも有罪だが、執行猶予がつくと
予想する。
堀江さんの今後の行動上の失敗は、判決後、裁判が始まるまでは刑務所に入るべきだったの
に、即、保釈手続きをしてしまったことだ。
刑務所に入ることは、何でもないよ、という気持ちと彼等の仕事への侮辱への反省の姿勢を示す
べきだったのだ。そのことを保釈後に、語ればよかったのだ。
だれでも自分の仕事をコケにされると感情的になる、これが人間なのだ。
嫌な言葉で言えば、「媚びる」ということだ。
起訴されたことには、本人が無罪を主張している限り、反省など必要ない。
すること自体がおかしい。
社長としての管理責任はあるだろうが、逮捕されて裁判に掛けられるようなものではない。
このようなことで刑事罰が下るようだと、管理職に過労死続出だ。
今回の裁判の可笑しな点は、堀江、宮内、税理士の裁判が同じ裁判官ということだ。
別の三人の裁判官が個別に判断すべきだった。
そういう要求を出さなかったのは弁護側の落ち度、いまとなってはだけれども。