泊原発が動いていると北海道は全停しなかったか、どうなんだろう。
3機が稼働していると、最大で207万KW。
2機だと、最大で115万KWか、149万KWだろう。
当日の必要電力は310万KWらしいから、不足は103、195、161KWになる。
夜だから不足分を火力、水力、風力で補わなければならない。
水力を全部たすと、大体、158.3万KW。
一番、不足になる原発の組み合わせだと、
195-158.3=36.7
小さい火力を動かせば足りるようだ。
これだと、原発が2機動いていて、水力が全部動いていたら、全停はしなかった様に思う。
しかし、夜間に水力はどの位、運転しているのだろう。
苫東厚真が165万KWの運転をしていたのだから、
310-165=145が水力の発電なんだろうとすると、
195-145=50
になる。
145/158.3=91.6%、何か動き過ぎな感じもする。
さて、火力の50が落ちた場合には
50/310=16%
これぐらいの変動で、余裕も持たせてあるだろうからトリップはしない感じ。
逆に原発がスクラムすると、どうなんだろう。
310=原発+水力+火力=149+145+16
これが、
310=原発+水力+火力=0+145+16=161
原発が2台同時にスクラムするのは送電線の短絡か地震だろうが、すると
149/310=48%
45%も出力が変動すると全停しそう。
故障なら1台だろうから、大きい方をとって、91万KWの方が故障で緊急停止したとすると
91/310=29%
全停しそう。
当然、火力の出力を16から91~165にあげるだろうけど、すると、見かけ上は
ほぼ、原子力分を火力でバックアップしたことになり、全停は免れそう。
但し、バックアップに要する時間は考えない、瞬時に出力が16から91~165に上がる。
こう考えると、泊が動いていた方がよかったように思う。
しかし、もうちょっと考えると、泊と同じ程度の火力発電所が余力としてあれば良いとも
考えられる。
結論としては、バックアップしだいで、全停したりしなかったり、今回も苫東厚真の
バックアップ発電所があれば全停しなかったが、それがなかったか、あったが、
スタンバイ状態でなかった。
泊原発が動いていると北海道は全停しなかったか?の答えは、北電の考え次第。
情報を持っている何方かが、厳密に計算で示してほしい。
しかし、凄い組み合わせになるんだろう。
何処そこのダムには水があるとかないとか、検査や修理中。
火力も同じ、昼とか夜とか、夏か冬か、石油が高い安いとかを組み合わせ、更に
あそこが壊れたら、そこをうごかすとか、そういう計画書。
多分、北電になかったから、全停したんだろう。
どこの電力会社にあるかないかは知らない、多分、何処にもないんじゃないかと思う。
ただ、アソコは危ないから、何処そこをスタンバイさせておくという話は聞いた。