前立腺ガンを手術したから治ったという願望はあるが、再発しない事はないとも思う。
手術後にどのぐらい生き延びられるのか色々と調べていた所、
”前立腺がん手術後に生化学的再発(PSA上昇)を認めた場合の生存期間の予測”
という情報に行き当った。
要旨は、
(1)前立腺がん手術を行なっても35%の人に10年以内にPSAが上昇する
(2)PSA上昇した379例について、1~20年間追跡調査した
(3)PSAが2倍になる時間が短い人ほど予後が悪い
(4)PSAが2倍になる期間が3ヶ月未満の人の平均生存年数は6年
(5)PSAが2倍になる期間が3ヶ月未満、生化学的再発までの期間が3年以下、
且つ、グリソンスコアガ8~10の人の平均生存年数は3年
(6)(5)のような因子の悪い人の5年生存率は51%、10年生存率は1%
(7)PSAが2倍になる期間が15ヶ月以上、生化学的再発までの期間が3年以上の
人の5年生存率は100%、10年生存率は98%、15年後で94%
上記の情報には表や図が省かれているので、参考情報をもとに探すと
”Risk of Prostate Cancer–Specific Mortality Following Biochemical Recurrence After Radical Prostatectomy”
http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=201291
がヒットした。
表や図はパワーポイントで作成されていたので、妻のパソコンで読み込み印字したが古
いパソコンで動きが遅いし、使い慣れていないのでミスばかり、その上に妻も覗き込
み、日本語に訳せと煩いので止めた。医学用語がすらすらと読めるはずがない。
上記の日本語の方を元に話しあった結果、やはり手術をしようという事になった。
根拠は多分(5)に相当だと思うが、グリソンスコアは変ると妻の主治医が話したそう
なので、MRIに写らなくなったのだから、8が7に落ちた事を期待して。