サラリーマンが定年後に寂しい日常に陥るというのは、当たり前というか嘘、都市伝説とでも表現
しよう。そういう状態になる元サラリーマンって何%いるのだろう。
余程、楽しい、気楽なサラリーマン生活を送っていた人なのだ、そういう人はきっと。
確かに、時間は有り余る程あるが、そういう生活にはすぐ慣れる。
必要充分なお金があれば、楽しい日常があるが、そうも行かないのが普通なので、
自宅でボケーとしている時間が増えるので、それが寂しい生活と見えるのかも。
しかし、実際はそういう事でもない。
普通、60歳後半になると、体力も衰え、体も動かすと痛くなるので、ボケーとしている方が
楽なのだ、半分、寝ている状態とでも云うか。
因みに私は66歳と7ヶ月、設備管理の仕事をフルタイムでしているが、ミスが多くなり
隠居に入る時なのだろう。
休日は殆ど自宅でボケーとしている。
当然、地域との繋がりなんてないし、繋がろうなんて思わない。
妻と繋がりたい???、冗談だろう。
お互いに干渉しないのが希望というか、一番、幸せに思う。
確かに、本当の定年後の日常は、今の仕事を辞めた後に訪れるのだろうが、そんなに変わる
とは想像できない。
今思えば、60歳で定年し、それまでに潤沢な預貯金を溜め込み、それを70歳までに
ほぼ使い果たす定年後生活が一番だった・・・・あ~あ、残念という心境だ。
大学時代や、サラリーマン時代の苦しい、厳しい思いが頭を無為意識の内に占有
(フラッシュバックというのかな)し、ハッとすることが偶にある、半病人の戯言なんだろう
けど、今の生活ではそういう事は皆無、だから、駄目なのだろうかな。
何が駄目かというと、緊張感のない生活を送っているという意味で。
そういう思い出というか、苦しい道を歩んできたので、今の生活が寂しいや苦しいなんて
全く思えない・・・・一般と違う状況下なのだろうか。
喜怒哀楽を感じにくくなった?
若い頃は感じていた?
記憶力はなくなった、物事をすぐ忘れる、目は老眼で、本を読むと疲れるし、若い時に読んだ
専門書を読み返すこともままならない(本の活字の小ささに驚かされる)。
最後に、妻に相手にされなくなる事は、苦痛でもなんでもない、但、あれだこれだと
口出しされないのが前提だけど、歳相応の女性(私だと50歳ぐらい)と親しくなる機会
なんてそうもないが、無いわけではない、楽しいですよ、若い頃にかえった気分になれて。
そうは言っても、本当に無趣味の人ならどうなるか・・・・判らないでど、居るかなそんな人。
”定年後の寂しい生活というのは嘘”、これ行き着く所、自分で自由になるお金の有無だろう。
奥さん他に家計を完全に握られ、小額の小遣いを貰っていた(いる)人は、嘘でなく本当かも。
私の周りの人、生活費は奥さんに私、他は自由に使っている人ばかりと見える。
偏っているのだろうけど、類は類を呼ぶって諺通りなのかも。