責任者は新人にどうも嘘を教えたようだ。
嘘が分かったのは、新人に一昨日の早番の作業手順を聞いた所、薬湯に消毒用の塩素を投入していないという。
では、どうしたのかと聞くと、
薬湯のヘアキャッチャーを解放し、30分ぐらい水を流したという。
それは水洗いで、消毒でないだろうと問い詰めると、そうですねえという。
新人といっても、浄化槽や貯水槽の清掃のプロなので、さすが水洗いは消毒でないというのは理解した。
それで正しい手順を紙に書いて示したが、それにしても詳細な早番時の手順をもう2人にも教えているのに、
記録がないという。
まいった。
分かったのは消毒だけ、その他も嘘を教えている可能性があるが、忙しくて確認できなかった。
忙しい原因は、昨日の遅番が、浴槽水を全面的に入れ替えた後で、沸かしていなかったからだ。
忙しいといっても、体が忙しい分けではなく、注意が昇温に向き、他に気が回らないということ。
当然、外部温泉タンクにも新しい温泉が、当然、温度は冷えに冷えて20度、これを補給するのだから
温度が上がらないのは自明だろう。
こういうのも教えていない。
何故だ、何故だ、何故教えない。
引継ぎの時、責任者が明日、一人でやってみろとか云っていたが、新人はどういう手順でやるのだろう。
実行するしないに関わらず、基本を教えておかなければ、保険所の立会い時に、いい加減は事を
答えられたらこまるだろうと考えるのが間違いなのか、何がなにやら分からなくなりそうだ。