”薬湯ろ過ポンプの絶縁不良で漏電、早急に専門業者に依頼して改修して下さい。”
関東電気保安協会が11時16分~12時30分まで調べた結果の報告書に上記のように書いてある。
同僚のメモには、
1)7時30分にメインブレーカ断、全ろ過ポンプ停止
2)順次、ろ過ポンプを投入し、原因元を探したところ、薬湯ポンプ起動で再発
3)モーターのカバー部をウエスで拭き、ファンで風を送り、30分後に電源投入で動き出した
4)10時30分に保安協会が来て、点検
それで、”薬湯ろ過云々”の報告書を残して、帰ったとある。
引継ぎの時、
動いているから大丈夫だと言うし、どうしようもないので、引き継いだ。
引き継いで、44分後に再発。
分かっていたとは云え、慌てた。
モータを見たが外見上、濡れている気配もないし、水漏れもないが、大型ファンで少し風をあてた後で
電源再投入するが、即ブレーカーが断。凄い音がする、メインブレーカーだから仕方がない。
何故、ブランチが断しないと思うが、当方素人でギブアップ。
引継ぎ者に駄目だと連絡、その後、フロントに薬湯の営業停止をお願いするが、支配人不在で
もたもたする。
館長指示で何事も支配人を通せとなったので、面倒だし、ど素人で混乱するだけだが、仕方がない。
論より証拠とフロントに薬湯のろ過ポンプの電源を入れると、全制御盤の電源が落ちるのを見せ、
それと、関東保安協会の報告書も見せた。
担当も愕いたのだろう、支配人に必死で伝えていた。
業者に連絡をと言うので、仲のよい△△業者に連絡すると、すぐ行くという。
待っている間に、館長が〇〇電気を呼べと云っているというので、〇〇電気に電話。
△△業者は保安協会の報告書を見て、交換しようというので了解。
〇〇電気にも報告書を見せ、△△にも声を掛けてあるので、宜しくとお願いする。
〇〇電気もモーター交換しかないだろうという。
小さい会社の悲哀なのだろう、両者とも社長が来た。
土曜日なので従業員は休みか、別の現場なのだろう、それとも私の声が震えていたからかな。
以前、受水槽用ポンプが2台、漏電を起こし、ドライヤーで乾かしつつ、交換まで使ったのだが
今回の場所は乾燥しきっており、原因は違うと思う。
何か私の時ばかりにトラブルが起こる。
木曜日も女湯の浴室の水銀灯が8本切れているから、直してと云ってきたが、営業中、女湯に
入れるわけが無いので、支配人ともめた。
結局は、更衣室まではいり、コントローラーをいじったが復旧せず、その後、〇〇電気が来て、基板の
故障という事で、新しい基板を取り寄せるまで、消灯したままで営業中。
女性も70代になると恥じらいがなくなるのか、すっぽんぽんを見せられてしまい、またまた、評判を
落としたと思う。
一晩たち、冷静に判断すると、何故、彼はポンプを拭いたのだろう。
受水槽用ポンプが2台、漏電を起こし、ドライヤーで乾かしつつ、交換まで使ったのを記憶してなかったので、
朝、薬湯槽を20PPMぐらいの塩素で消毒するが、この水をモーターに掛けたのだろうか。
7時30分という時間帯からすると疑わしい。
同僚2名、浴槽水をよく抜かないで、ヘアキャッチャーの蓋を開けるので、水があふれ出るのだ。
その水が前夜、または当日にモーターに掛かったのだろうか。
しかし、こんな話、館長に言えない。
以前、5方弁の制御装置のカバーを外し、ねじ止めを良くしないで置いた為、接続部が腐食し
漏電を起こし、今回と同じ現象が出た。この犯人も彼。
これもダンマリを決め込んだが、それは彼がカバーを開けたというのを私が知っていたのに、ネジ止めを
よく確認しなかったという反省の気持ちがあったからだ。
あ~、疲れる。
最後に、営業終了真じかに、常連客がボイラー室に来て、文句を垂れて帰った。
浴室は暗い(水銀灯8本が消灯中)、薬湯は水抜きで、何だ、何やっていると、、、、、、。