HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

円高、株安が何故悪い?

円高が悪いのは、

1)輸出企業の業績が悪化する

2)輸出企業が収益を確保しようとして下請への発注額を下げるので、下請けの業績が悪化する

3)ドル建預貯金の利子を円に交換する時に、額が目減りする

4)企業が外国へ進出し、国内が空洞化する

後は何が考えられるのだろう。

しかし、

1)輸出企業はそうだが、輸入企業は逆だろう、特に石油が安く輸入できるとその恩恵は全企業に益をもたらす

2)輸出企業が価格を上げられるとこういう事は起こらないが、それが出来ないので、こういう現象がでると思うが

為替介入の費用を補助に回せばよいだけではにのかと思う

3)そのまま、適正なレートになるまで交換しなければよいだけだろう

4)これは、為替だけでなく、人件費の安い国へ企業が進出するのは、避けられないから手がないと思う

これらを定性的に論じるだけでなく定量的に論じてほしい、それが専門家の役割だと思うが、

そういう情報に行き当たった事がない、議論が感情的、情緒的すぎるのだろう。出でよ、真の専門家。

株安で困るのは、

1)企業の含み資産(?)が見かけ上、減る

2)配当額が減る

3)株の売買で利益を上げている人の活動が難しくなる

4)株を担保で金を借りようとしている方が借り難くなる

5)株を現金に換えようとしている人が困る

その他、なにがあるのだろう。

1)これって、そんなに困ることなのだろうか。時価で計算するからバランスシート上、困るというレベル?

2)株の配当を当てにするという体質を改めるのが筋

3)右肩下がりなら株の売買で利益を出すのは難しいが、本来の株の目的は、その発行会社を金銭的に支援する

という事だろうから、知ったことじゃない

4)株で金を借りようなどという事は、古物品で金を借りる事に相当、山師の世界かな

5)株だけでなく、金、土地もそうだが、困るとは思うが、性質上、甘受すべきだろう

経済、金融、ど素人の考えだが、あながち間違ってはいないと思う。

私の意見は、円高、株安、ほっとけということだ。

これで日本経済がおかしくなる事はない。