政権交代に向けて民主党と官僚の戦いが始まったのだ。
先陣を切ったのが、検察という事だろう。以降、次々と軽微な問題で逮捕云々が出てくる。
「政治と金」は国民が一番に興味というか拒否反応を示すという彼等なりの把握と、
グレーゾンがあり解釈次第という所もあり、裁判所と検察一体で処理できるからだ。
裁判員制度が始まるとこの一体化が崩れ、難しくなるので、今がラストチャンスと捉えたのだろう。
当然、このような捜査は現在の政権には向かない。
民主党が気楽に、局長以上には辞表を出してもらう云々の発言をした事が失敗の引き金なのだ。
こういう発言は政権を取った後で、言うべき事なのだろうが、先走ってしまったのだ。
そういう意味では「政権を担う資格がない」というか「闘争に不慣れ」なのだ。
よく言えば「正直なのだ」、大体が正直者は損をする。
考えてみたら殆どの官庁はごちゃごちゃにされ、それなりに新陳代謝が生じてしるが、
外務省、裁判所、警察、検察は手付かずの状態にある。
この状態に手をつけるという事を「局長以上には辞表を出してもらう」が意味していると彼等は捉えた
のだ。そういう意味では民主党の幹部が、小沢代表を先頭にするのは正解なのだ。
代表は叩かれ強いと思うからだ。
代表を変えると、新しい代表に矛先が向くのは確実なのだし、全く後ろ指を指されない者は政治家、
のみならず一般人といえども少ないだろう。
早く選挙がおこなわれ、官界、財界の若返りが進む事を切望する。
これが国益に最も貢献するからだ。