HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

温暖化、1万年以上前にも

「温暖化、1万年以上前にも」という記事を朝日新聞で読んだ。6月20日版だ。

「「グリーンランドで1万年以上前、氷期から温暖な現在の間氷期へ以降している期間に

2回の急激な温暖化が起きていたことが確認された。国立極地研究所が参加する

国際共同研究で、19日付米科学誌サイエンス電子版に発表する。

低緯度でなんらかの気候変動が起きて、大気循環が変化したためと見られる。

同研究所の東久美子准教授は「北極は環境変動の影響を受けやすい。現在の気候変動

を予測するカギとなる」という。

日独仏米とデンマークアイスランド、スイス、スウェーデン、ベルギーの9カ国が96年

から03年にかけてグリーンランドの氷床を岩盤まで全長3085メートル掘削。氷床に

含まれる酸素や水素の同位体などを解析したところ、約1万4700年前には3年間で

約10度、約1万1700年前には約50年間で約10度という温度の上昇が確認された。

グリーンランドに雪をまたらす水蒸気の発生海域が、より高緯度になったことも推測でき、

当時、短期間に大気の循環が大きく変化したと考えられるという。」」

というものだ。

この温暖化が人間による二酸化炭素の影響だと考える人は少ないだろう。

温暖化が人間の手によるものなら阻止したり、遅延させたりが可能だろうが、自然現象なら

お手上げだろう。

このお手上げを認めるわけには行かないので、二酸化炭素犯人説を押し通していたりすると

真の対策がおろそかになってしまう。

二酸化炭素削減をビジネスだと考えているのだとすると恐ろしいことだ。