県内の44自治体の半数で国民健康保険に加入していた時よりも保険料の負担が増える場合
があると、6月10日版の朝日新聞に載っている。
試算対象としたモデル世帯は
1)75歳以上の単身世帯
2)夫婦とも75歳以上の世帯
3)夫が75歳以上で、妻は75歳未満で国保に加入する世帯
4)75歳以上の高齢者と国保加入の子供世帯
なのだそうだ。
これに年金79万円、年金201万円、年金400万円の3ケースに分けた調査した全12ケース
(4*3=12)で、我が村は8/12のケースで負担増となったそうだ。
特に、2)のモデル世帯で年金収入が400万の場合、70900円/年だけ保険料が増えた
そうだ。因みに、75歳以上高齢者1人と子供夫婦同居世帯では、
年金79万円世帯では、6600円、年金201万円世帯では17500円、年金400万円世帯では
59300円増えたそうだ。
その原因は、一般会計から約3億5000万円を毎年繰り入れているからだそうだ。
豊かな村なので補助できたのだが、広域になって出来なくなり値上がりしたのだろうが、何とも
迷惑な話だが、高所得者程、負担が重くなっている。
もう一つの村は、
年金79万円世帯では、7100円、年金201万円世帯では6200円、年金400万円世帯では
2500円安くなっている。単純に考えると低所得者程、負担が軽くなったのだ。
取手市は、17500円、15500円、8300円と低所得者ほど負担が増えている。
詳細なデータを入手し、色々分析すれば、面白い傾向を示すのだろう。
「偏った報道とちゃう」で示した読売新聞の記事と比べたいのだが、一方は%、片方は絶対値
で表示、比べようがないのだが、推定も推定で計算すると、
茨城県の保険料計算式
37462+収入*7.60%
から計算するために、多分控除するだろう年金分と基礎控除分を除くと
37462+2295000*7.60%=211882円
国保より、59300円高いそうだから、
国保だとその保険料は、
211882-59300=152582円となるのだ。
すると、211882/152582=1.39となり、39%アップということか。
「偏った報道とちゃう」で書いた読売の情報では、
一位が高知市で49%アップだ、二位の松山市の17.8%を抜いてどうどうの二位になれ
たはずだ。
やはり作為のあった報道と言えるのかも知れない。
昨夜、たけしのTVタックルを見ていると。元厚生大臣の坂口(?)さんが、年金だけで生活し
てるとは限らない旨の発言をした。その通りだと思う。
保険料も年金だけで決めるのではなく、資産や年金以外の収入で決める必要があるのは
自明なはずなのだが、なぜそうしないのかが不思議でならないのだ。