HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

昇温度循環ポンプが焼損

今日の大問題は昇温度循環ポンプの焼損だ。

早番のBさんと引継ぎを終えて、30分後ぐらいに、「ぱん」という音がしたので、機械室へチェックに行くと

煙が充満、ケーブルが燃えた匂いだ。発生源は2号昇温度循環ポンプだ。

制御盤へすっとんで行くと、自動停止していた。

1号と3号昇温度循環ポンプの電流計を見ると正常なので、一安心する、営業に差し障りがないのだ。

ここで、Bさんに電話する。一応は彼が多分、筆頭責任者だろうからだ。

「昇温度循環ポンプが焼損した、客に報告しないと拙いので、引返せないか?」

「営業継続に問題ないだろう?、報告しといて」

こういう会話が暫くあり、無駄と思い、自分で館長と課長代理へ報告に行くと、二人とも不在。

已む無く、課員に報告し、二人に伝えておいて欲しい旨をお願いすると、話しが早く

「どこの業者に頼めばいいの」

と聞いてきたので、

「1号昇温度循環ポンプが壊れた時は、○○。保守は△△で実施です」

と回答し、自社へ連絡する為にボイラー室へ帰り、携帯へ電話するが、出ないのだ。

部長に連絡すると騒ぎが大きくなるので、担当が携帯に出られるまで待つことにする。

ここからだ、私物の携帯に電話がバンバン掛かってきだしたのだ。

会社の携帯は電池交換で会社へ持ち帰りでないのだ。

掛かってくるなら無料でよいのだが、そうは行かない、掛け直しというのがどうしても発生してしまう。

結局、1時間近く掛けてしまった。

この費用は60分*20円/分=1200円ぐらいか、完全な持ち出しになってしまった。

この値段、私の時給より高い。

一区切りがつき、事務所へ行くと館長と課長代理が在籍、担当より報告を受けていたのだろう、

「どうだ」と聞くので

「営業には支障がありません」と答えると、

「5時に△△が調査にくる」というので、その速さに驚く、多分、年度始めで予算が沢山あるのだろう。

また、「予兆はないのか」と質問するので、

「車のバッテリー上がりや、ウオーターポンプの故障も突然起こります、そういうものです、前の会社では

予防保全と称して、定期的に部品交換してましたけど、お金が沢山かかります」

といらぬことを答えてしまった。

10分も話しをしていないのだが、ボイラー室へ帰り、携帯を見ると、不在着信、伝言メールが入っている。

伝言メールなど、使ったことがないので、一苦労。

不在着信はBさんからで、「予兆はなかったことにしよう」というもの。

逆に「予兆ってありました?」と聞いてしまった。

伝言メールを聴いたのは、一時間後ぐらい、本社からで、水中ポンプを17時過ぎに持っていくという話で、

今回の故障とは全く関係なし。

紛らわしい電話するなといいたいが、我慢、ポンプは明日、排水口の修理でいるからだ。

そうこうしている間に、Aさんがくる。前の部長だ。

モーターの調査に来たのだと思い案内すると、少し調べ「モーターだ」という。

客の所へ行くわけでもなし、イスに座ってぼけーっとしているので、おかしいなと初めて気付く。

「遅番のCさんは17時にならないと出勤してきません」というと

「そうなのか、17時までは待てないので帰る」というので、

「退職の挨拶回りですか」と聞くと

「そうだ」という。

最初から、そう云えと思うが、辞めていく人にそういう事を云っても仕方がないのだが、

私には挨拶するつもりはなかったのだろう。これにはがっかりだ。

しかし、ご丁寧にお送りをした。

交代時刻にCさんが出勤、引継ぎを行なうが、故障はBさんより連絡があり知っているという。

Bさんよりの電話は「予兆はなかったことに」ということだそうだ。

しかし、Cさんが言うには

「ポンプ部より異音がしていたので、館長他には報告してある」

というのだ。これには驚いた。

「何時、誰に、どういう現象を」と聞きたかったのだが、帰りたいので止めた。

ポンプを修理した直後に出ている音で、ポンプ屋が心配ないという音も「おかしい」と騒いだ事が

あるので、そういう事だろうと決め付けてしまったからだ。

三人で情報を共有できないのは辛い。