HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

初めての元旦勤務の結末

31日の夜は結局眠らず、出勤時間までコタツでテレビを見ていたが、面白くないので、3時50分に

出発。流石に道路はガラガラで、4時20分に到着、途中、初日の出見学客で海岸通の駐車場は

満杯、もう少し、遅ければ検問に引っかかったかもしれないが、兎に角、早すぎた到着だ。

東門を開門するが、思い直して、閉鎖する。

ボイラー室を開錠、約束通り、ボイラー1台運転中だ。お湯の温度も計器上は定格。

セキュリティを解除し、建屋に入りたいが早すぎ、警備会社もうるさいので、ボイラー室で時間を過ごす。

5時近くなり、清掃係りが出勤するかも知れないと思い、外に出ると、西門が少し空いているのに

気付く、その向こうにウインカーを点けている車あり、注意をしようと近づくと、清掃係りの車だ。

少し空いていた西門を全開にすると、入門してきた。

待っていたようだが、30分早い。

誰がセキュリティを開けるのかと聞くと、開けてというので、連帯責任で解除する。

この後、浴槽の状態を確認に建屋にはいると浴室がものすごい湯煙、視野が10mもない。

無理もない、換気扇は停止のまま、窓は全閉、湯気が室内に充満したのだろう。

慌てて窓を半開く、浴槽を見ると、低温用浴槽のお湯が抜けて殆どない、これにはびっくりだ。

慌てて、昇温スイッチを切りに、ボイラー室へ帰る途中、二人目の清掃係りにあう。

第一声は東門が何故閉まっているだ。

いい訳もそこそこに、昇温スイッチを切りにボイラー室へ帰る。警報点灯はない。これも何故だ。

昇温スイッチを切り、給水すると湯温がぐんぐんさがり、20度近くになってしまった。

再び、慌てて昇温スイッチを入れるが、温度上がらずだが、まだ二時間も余裕があると考えたのが

これまた失敗だったのだ。

ボイラーが1台だけ運転中というのを忘れてしまっていたのだ、一台では時間当たりの熱量が不足だ。

一番心配していた塩素注入装置は正常に稼動、これにはほっとした。

6時にスチームサウナのスイッチを入れる、ドライサウナはフロントの出勤待ちだが、何時もと時間が

違うので、スイッチ類を操作するタイミングでもたつき通しだが、

ろ過装置が自動運転モードになる時刻、7時をじーっと待つ。

途中でボイラーを2台運転にしたが、低温用浴槽の温度は営業開始直前まで定格にならず、やきもき

し通し、ろ過装置が自動運転モードになると同時に、給水弁を自動に切り替えると、給水が始まり

また温度が低下してしまう。

寝てないので、ボケーっとしてるのだろう、兎に角、判断が呆けている。

しかし、幸運な事に営業開始時刻、7時30分までには、全作業完了だ。

後は1時間毎に塩素投入装置の監視とそのデータの記録、10時と16時に定時記録採取だ。

根が真面目なので、居眠りが出来ない、頭はますますぽーっとしていた。

10時の定時記録を取り、寒いので、制御盤の所が一番暖かいので行くと、水風呂の装置表示窓が

チカチカしている。よくよく見ていると運転と再生表示窓が交互に点滅しているのだ。

再生は21時にしか動かないのだが、表示窓が点灯したり消灯したりしている、えーだ。

炉圧を見ると、0~0.2の範囲で上昇下降を繰り返している。5方弁も360度開転している。

壊れたと思い、真っ青。

浴槽にすっ飛んで行き、水位を見ると低い、オーバーフローしていないのだ。

已む無く、バイパス弁開度を倍にして、水位確保を行うが、思うほど、上昇しないが、不幸中の幸いは

口煩い常連客がいなかったことだ。

ろ過器を止める分けにもいかず、温度は上昇しているので、ほったらかしにすることにする。

不思議だが、3時間後ぐらいにひとりでに回復したと思うと、再び発生。

マニュアルを読むと色々書いてあるが、分解など時間があっても出来ない。

頭にきて、5方弁のローターを手で阻止すると、不思議に止まったのだ。

この止まった状態で営業時間一杯経過、終了後に逆洗は止め、停止のままで帰宅。

もう一件、トラブルがあったのだ。

7時ごろだ、支配人から電話、プールの天井が落ちたのだという。

なんの事は分らず、は~?。

兎に角、見てくれというのだが、営業開始30分前、後で見に行くということで、了解をもらう。

支配人も風呂の方、優先なのだ。

営業開始後、プールへ行くと、天井が落ちたのではなく、プールサイドの通路の上の天井が落ちた

のだが、プールの天井と言われ、ガラス窓が落ちたのかと思ったのだ。

大したことはないと思ったのだが、プール責任者と支配人が大変だ大変だというので、話しを合わした。

館長を呼び出したというので、その判断待ち、1日の営業は中止と、支配人が決める。それはよいが、

プールの水を抜くような事をいうので、拒否、大変なのだ、抜くのは。

昇温も止めたいというが、一度温度が下がると、中々上がらないので、これも拒否。

10時のデータ採取にプールへ行くと、館長、補佐とプール責任者がぼーっとしている。

「よかったですねえ、営業前で」と余計な事を言ってしまう。

館長が、プール真上の天井もだめなのかと聞くので、専門家に見てもらったほうがいいでしょうとまたまた

余分なことを言ってしまう。

最終的には、館長が設計会社を呼んだのだ。

此処までが元旦の顛末。

お湯が抜けていたのと、その浴槽の昇温がぎりぎりでイライラしたのと天井が落ちた、ものすごーく

時間が長かった、水風呂の5方弁トラブル、何とか切り抜けたが、こういうトラブルが2日も起こったのだ。