出勤すると、メモがある。内容は、「一週間前より塩素タンクの塩素量が増えている、何故だ!」。
筆者に聞くこともない、Cさんが追加し、備忘録に書き忘れたに決まっている。
何故、つまらんことをメモにして残すという戸惑いだ。
次はフロントが9時30分になっても、出勤してこないので、ドライサウナのスイッチが投入できないのだ。
10時が開店なので、30分では、温度が定格まで上昇しないのだ。
更には、排水口が詰まったので、筆者に掃除をして貰えと、メモを書いた人に言われたと、清掃係に
云われる。無視するわけにもいかず、ワイヤーロープと配管洗浄剤で清掃するが、あまり改善されず。
こんな事、分っているはずなのに何故だという疑問が脳裏を刻み、頭にきてしまったのだが、
引継ぎ時、この話をすると、そういう依頼はしていないという。清掃係に騙されたか。
不思議なのは、当該浴室の清掃係は知らず、違う浴室の清掃係より伝えられたが、人がよすぎたか。
排水口が詰まり清掃が難しいのは、構造不良、大型バキュームで吸い込むか、配管を切断するしか
方法がないのだ。
極めつけは、エアコンの故障、業者が修理に来たが、基盤がないので、直せませんと言って帰って
しまう。室外機内の基盤が故障したので、6台の室内機が止まってしまっているのだ。
偶々、祭日、土曜日、日曜日なので、事務室系統は休みでよかったのだが、月曜日も故障のままの
模様、仮復旧の方法は教わったが、月、火は公休、メモを書いたが、同僚に伝わるかな。
最後は、やかましい清掃係が泣き言をいうので、聞き役に徹し、慰める。
要は、昨日、外国人(フィリッピンの人らしい)が水着で風呂に入ろうとしたので、止めた所、
その外国人、他の所では入浴できるのに、なぜ此処ではできないと、言い張ったのだそうだ。
最後まで、彼女はその外国人を水着のままでは風呂に入れなかったのだそうだが、
その外国人が支配人に不満を述べ、泣いたそうで、彼女が支配人から豪く叱られたのだそうだ。
当然、彼女と外国人は日本語で会話、外国人の旦那は日本人なのだそうだ。
貴方が正しいのだから、無視無視、今度、同じようなことがあれば、「Go Home」と一言
すんなり云えといってしまう。彼女、言ってしまいそうなので、逆に不安なのだ。
話の中で、水着で入浴できる公衆浴場など、「無い」と言い切ったが、どうなのだろう。
彼女、今日は休みなのだが、預かっていた醤油を取りにきたのだそうだ。
醤油を忘れて帰る程に、頭にきたらしい。
元々はいいとこのお嬢さんで、なかなかセンスのよい服を何時も着ているのだが、負けん気が
強くて、扱い難いのだが、旦那も元原子力関係の技術者で転職失敗派、何かと気があうのだ。