銃刀法の強化は必要かと問いかけられれば、必要と答える。
名古屋の事件でも不幸中の幸いだったのは、犯人がピストルしかもっていなかったのと、
閉じこもったのが木造家屋根、これが全自動ライフル銃とコンクリート製の建屋で、かつ、
死でも覚悟してたら、突入でもすれば死人の山がでる。
ジュラルミンの盾、防弾チョッキ等役に立たないだろうから、そう思うのだ。
広島だったかのシージャック事件で犯人を射殺したと云うか出来た事例もあるが、これは
犯人が撃たれないと錯覚し、身体を大胆にもさらしたから出来ただけで、通常は
そう旨くいかないだろうし、ああいう状況の犯人を戦闘中でもないのに、射殺してもよいのか
疑念があるのが、常識人の判断だろう。
狙撃するにしても、50mぐらいなら当るが、300m離れて、的が上向きや下向きになり、雨や
風がある時、ゴルゴ13でないと必殺とはいかない(これは自分の技量からの推測)。
大体がどこで300m射撃の訓練してるのだ?、長瀞ぐらいしかないと思うが。
300mの猟場のような射撃場を各県につくり、日ごろ訓練してないと役立たないと思う。
造った時には、ぜひ、使わしてほしいものだ。
最近の町田の事件も犯人が死を覚悟したが、それは自殺の覚悟で不幸中の幸いと考えるべ
きだろう。違う方向で覚悟したら警察官が一人ぐらい死んだかもしれない。
極論すれば、突入は警察官の万歳攻撃だ。人命軽視もはなはだしい。
だれかれとなく銃を持たすのには反対だが、規制すれば規制できるならばよいが、
そうはいかない所に問題があるのだ。
いつ使われるかも知れない非合法拳銃が5万丁あるらしいが、銃刀法で減少させられるとは
推測できない。一体どの条項をいじれば、効果ででるというのだろう。
名古屋の犯人は、発射の制限条項に引っかかり、人が死ななくとも、3年以上の有期懲役
または無期になるはずだが、これ以上の刑罰とすると、3年+α以上の有期懲役又は死刑
とでもするのか?、効果が上がるとは思えない。
効果を上げるには、検察官、裁判官の判断が入らないように、発射の制限条項に引っかかる
と、無期または例えば10年以外にないとすると効果がでるかも知れないが、刑罰の公平性
云々の議論と刑務所の収容人員の問題がでて出来ないだろう。
理論上は、5万人が無期または10年となるが、刑務所市でも創設しないと無理だろう。
こう改正されるとハンターもうかうか撃てなくなる。
どこかの町で、ハンターが発射した弾丸が走行中の自動車に当たったという話を聞いたが、
これだとそのハンターも無期または10年になってしまう。
救うためには例外を作る必要があるが、そうするとインパクトが少なくなり、効果が減少する。