HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

本当にネジレ国会が始まる利点

衆議院より国会が本当にネジれる可能性大だ。

常識的には、与党の議席は必ず減る、しかし過半数を超える可能性はあるが、2/3以下になる

のは確実だ。

野党が過半数を取れはネジレは解消されるが、その可能性は少ないだろう。

しかし、過半数近くをとることは確実だろう。

再議決という手段が確実に失われ、故に、国会は本当にネジれてしまう。

衆議院選挙を最後の最後まで延ばすのは、そういう意味で正解なのだ。

テロ特措法延長は再議決処理し、国民の関心が薄れるのをひたすら待てば、議席を大幅に減らす

可能性は少なくなるが、それでも与党議員はへる。

テロ特措法が期限切れとなり、どういう影響がでているのだろう、報道がないのが不思議だ。

不審船の数が増えたとか、テロが頻発しだしたとか、兵士の死傷者が増えたとか、市民の犠牲者が

減ったとか増えたとか、数量的に捉えられる情報が欲しいものだが、何処でも伝えてないのは何故だ。

補給に警備船が港に帰港する時間的ロスがあるだろうが、まさか、偶然に不審船を発見するという

手法を取っているなら兎も角、今の時代、レーダーや航空機を使っていないとは思えないので、影響は

ないというのが推定なのだが、日本海海戦のように、山勘でロシア艦との遭遇を狙う技法を取っているの

なら、小型船でも映るレーダー、そういうのがないなら航空機を提供したほうが効果的だと思う。

テロを減らすのに反対の人はいないだろう。

ただ、何がテロで何がレジスタンスかは明確に定義しないといけない。

例えば、アフガンに駐留していたソ連軍と戦うのはレジスタンスで、今の政権を支援している軍隊と戦う

のはテロという位置づけには、違和感がある。

本当に国会が捩じれるとこういう議論が始まることを期待しているのだが、今の議員達にそういう議論

をする知識や能力があるのか無いのかが不明なのだ。

そういう議論を聞いたことがないし、読んだ事も無い。

暫定税率の話しもそうだ、本質的な質疑応答を聞いたこともない。

本質的な質疑応答は細かい細かい話題の積み重ねになり、関心のない者には面白くも刺激も

ないが、とても重要なデータが出てくることになる。

消費税増税の話しもそうだ、社会保障費が増えるから、その分、消費税を上げるというだけで、その

内訳や根拠を聞いたためしがない。

根拠らしいのは高齢化の進行と少子化らしいが、これが全ての要因だと考えるほど、学がない分けで

はないので、納得できないのだ。

多分、与野党とも、役所や専門家と称する人達が出した数値を暗黙のうちに認めているからだろう。

2000年問題に似ている、この時も飛行機は落ちる、工場は止まると専門家と称する人達が騒ぎ、

メーカーもそれに乗って、設備の改修を図ったが、現実はそんな事は無かったでしょう。

一線の技術者にはそんな事は起こらないと分っていたことを知っています?。

そういう意味で、根の情報がネジレ国会で発現することを期待して、本当にネジレて欲しいのだ。

ネジレると法案が通らなくなり、国政が沈滞するという方もいるが、どう沈滞するかの説明がない。

あるのは世界のグローバル化に乗り遅れるとか、中国に抜かれるとか、そういう程度の話しばかり

で、根拠が明確でない話しばかりだ。