HIGASHIMURATA’s blog

東村田昭の備忘録

平成19年度の鉄砲検査での事故

平成19年度の鉄砲検査での事故

4月4日の朝日新聞の茨城版によれば、

3日午前9時45分ごろ、牛久市署庄兵衛新田町の三日月橋生涯学習センターで行われて

いた鉄砲の検査会場で、無職男性(66)の散弾銃が暴発した。

会場内には牛久署員を含む約25がいたが、けが人はなかった。

調べでは、男性は検査を受けるため、猟銃3丁を会場に持参。検査前に点検をしようと、

散弾銃(単身自動式)1丁の薬室に弾がないことを確かめた。しかし弾倉内に弾があるか

どうかを確認せず、引き金を引いたところ、散弾が壁方向に発射されたという。

けが人がなくてよかったと思うが、上記の文章からは状況がよく把握できない。

上下二連銃とライフル銃しかもっていない者からの推測だが、

1)散弾銃(単身自動式)の薬室に弾がないことをどうやって確かめたのだろう

2)弾倉内に弾があるかどうかもどうやって確認するのだろうか?

上下二連銃なら銃を折れば(装弾可能状態にすれば)薬室に装弾があるかないかが分かる。

また安全な方法はこれしかない。もう一つの方法は引き金を引けばよいが、弾があれば事故になる。

ライフル銃も、ボルトアクションと自動銃があり、両者を持っているが、

ボルトアクション銃はボルトをゆっくり引けば、薬室と弾倉に弾があるかどうかが分かるが、

通常の発射時のようなスピードでボルトを引けば、薬室内の装弾は排莢されるが、もし弾倉内に弾が

あれば、それが、薬室に送られ、その後に引き金を引けば、発射されてしまう。当然だろう。

よって、弾倉を外すが開放後にボルトを引く操作を通常はする。

自動銃もボルトの代わりにスライド(名前は?)を引く、これもゆっくり引けば分かる。

薬室内に装弾するようなスピードで操作すれば、薬室ないの弾は排莢されるが、もし弾倉内に弾が

あれば、それが、薬室に送られ、その後に引き金を引けば、発射されてしまう。当然だろう。

よって、弾倉を外した後にボルトを引く操作を通常はする。

弾倉を外せない銃を持っていないので、想像だが、弾倉を開放した後にボルトを引く操作をすると思う。

弾倉の開放方法に面倒なのと、簡単な物があるのだろうが、日常点検では、どうやっているのだろう。

射撃場などで自動散弾銃の弾を抜くのを見ていると、数回、スライドを引いている。

その度に薬室から排出された弾が地面に落ちている。落ちなくなるまでスライドを引いて、装弾を弾倉

から薬室、薬室から地面へ落としているが、合法な銃なら最大でも三回の操作で済む。

また、薬室が空になれば、散弾銃でも同じだと思うが、スライドが閉まらなくなり、薬室が開放された

ままになり、引き金自体が引けないはず。

こう考えると、無職男性(66)は装弾の排出を警察への嫌がらせの為、発射によって行ったと思う。

嫌がらせでないなら、日常的にそのようにして、確認をしているのだろうと思う。

更に分からないのは、猟期が終わって一ヶ月半ぐらい経つが、銃の掃除もしていない?

または、射撃場で残弾処理に使って、そのまま?。

射撃指導員がよく見てなかったということ?。

最後に、新聞記事の間違いか勘違いを指適すると、

「散弾銃(単身自動式)1丁の薬室に弾がないことを確かめた。しかし弾倉内に弾があるか

どうかを確認せず、引き金を引いたところ、散弾が壁方向に発射されたという。」

とあるが、弾倉内に弾があっても、薬室に弾がなければ、引き金を引いても弾は発射されません。

通常、私などは、弾倉には弾を装荷して、薬室を空、且つ安全装置を掛けて、猟場を移動してます。

よって、中々獲物が獲れない(余り撃てないので)へぼハンターの疑問でした。